OT(Operational Technology)におけるサイバーセキュリティに必要な概念を習得します。特に、OT分野では一般的に用いられるPLCを交えた環境を想定し、セキュリティを確保するための技術と方法論について網羅的な知見を身につけることを目標とします。本トレーニングでは、イスラエルのセキュリティエンジニア率いるレッドチームと連携し、仮想化技術によって分離された安全な環境下で、工場プラントとPLCを用いた実際の攻撃をリアルタイムに体験します。
こんな方にオススメ
- OT/ICS担当部門として、有事に備えた実践的な訓練を積みたい方
- OT/ICSシステム部門とセキュリティ部門の調整役を担っている方
- 新しくOT/ICS又はセキュリティ部門に配属される方
制御装置への実際のサイバー攻撃を体験し、複数の検出・監視ツールを駆使してサイバーインシデントを検出し、その初期分析を行うためのスキルを習得します。
- 1時間の昼食休憩および適宜休憩時間を設けます
- 開講時間10:00〜17:30(受付は各日9:45~)
トレーニング1日目
STEP1
オープニングセッション
トレーニングの概要とスケジュール説明
STEP2
サイバーセキュリティの概念
サイバーセキュリティの概念
STEP3
アクティブディフェンスの概念
・情報セキュリティの概念
・セキュリティシステムのレイヤー解説
STEP4
ハッカーの視点(SCADA)
ハッカーによるプロファイリングやAPT攻撃における視点の解説と、エネルギー分野でのSCADAにおける対策の取り組み
STEP5
Modbusプロトコル
PLC向けプロトコルであるModbusプロトコルの解説と本来シリアル通信向けの本プロトコルのTCP/IP通信への重畳について
STEP6
WireShark概要
ネットワーク解析ツール「WireShark」の利用法解説
STEP7
WireShark演習
演習用の解析データを実際にWireSharkで解析するハンズオン演習
STEP8
ケーススタディ
OT分野で実際に発生した脆弱性に対する攻撃や侵入インシデントに関してのケース スタディ。
(イスラエルのセキュリティエンジニア講師が担当する場合があります)
STEP9
デイリーサマリ
1日のまとめと質疑応答
トレーニング2日目
※ トレーニングプログラムは一部変更になることがあります
※ 単独開催の場合には、お客様に応じてカスタマイズも承っております